財宝の引き渡し

 『イリアス』に、ある人物からある人物へと多くの財産が引き渡される場面がありました。  意外なのは、それが遠征中の軍において行われていることです。わざわざそういう財宝を船に載せて運んできているようです。  功績があった人にすぐに報いることができるように、といった理由で、当時としては普通の行いなのでしょうか。 にほんブログ村 読書日記

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和解

 『イリアス』を読み進めてクライマックスが近づいてきたのか、重要な登場人物同士が和解しました。  仲間内でいさかいがあると弱く、一致があれば強い、というのは当然でしょうが、この作品のような古典的な作品でも描かれ、そしてその後の創作物でも何度も描かれている、永く続くテーマなのだと思います。 にほんブログ村 読書日記

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盾に描かれた人々の生活

 『イリアス』の今日読んだ箇所では、ある登場人物のために武具が新たに作られます。  その中で盾には、農作物の刈り入れの様子など、普通の人々の生活の場面が描かれ、それが詳しく記されています。  当時の人々の生活を垣間見せてくれて興味深い記述です。 にほんブログ村 読書日記

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存在感

 『イリアス』の登場人物の中で相当に強いように描かれているある人物は仲間内の問題で戦闘に参加していませんでした。  しかし、あることをきっかけとして、参戦しようとしています。まずは陣営に現れて、味方だけではなく敵にも姿を見せました。すると、敵側にはかなり影響があった様子です。大いに存在感があることが示されています。  存在感のあるこの人物の参戦には敵のしたことが強く影響していますので、敵側に…

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悪い知らせを伝える者

 『イリアス』の中心的な人物に従う人物が戦いの中で命を落としましたが、そのことをまだ主人は知らずにいます。  その悪い知らせを伝えるために、ある人物が指名されて遣わされます。悪い知らせを伝えるには相手との信頼関係も話し方も重要で、だれにでもできることではないと思います。  選ばれた人物がどのようにその役割にふさわしいかまだわかりませんが、それを明らかに示してくれるでしょうか。 にほんブログ村 読…

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神の子たち

 『イリアス』を読んでいると、ところどころに神の子とされている人物が出てきます。  神と人間との混血ということだと思います。実際にそういう存在がいるとは考えられませんが、同時代の読者はどのようにとらえていたのでしょうか。 にほんブログ村 読書日記

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遺体を巡る攻防

 『イリアス』には、戦っている両軍の主要な人物が討ち死にして、その遺体をどちらが確保するかを巡って争いが起きる場面が何度もあります。今読んでいるあたりでは特にそのことがよく触れられているように思います。  味方からすれば、自分たちの主要な人の遺体が獣や鳥に食べられてしまうのではなく、家族のもとで手厚く葬られるようにしたいというのはもっともなことだと思います。敵にとっては、身につけていた武具を剥…

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予告された死

 『イリアス』を読み進めたところ、ある勇士が討ち死にする場面がありました。  この人が討ち取られることは予告されていたことから、それは既定路線ですが、そこに至るまでに神々の中の一人が直接関わっていて、そこに違和感がありました。  ほかの記事でもこういうことばかりを述べている気がしますが、人々の人生への神々の関わり方にはしっくりこないところがあります。 にほんブログ村 読書日記

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戦況の進展

 ある一団の人たちが参戦してから、『イリアス』で描かれている戦争の状況が変わってきているように思います。  そして、その中で戦士たちの中でも中心的な人が討ち取られることが増えてきているようにも感じます。全体の3分の2ぐらいまで読み進めていますが、結末に向けて動きが激しくなってきているということなのかもしれません。死を予告されている人たちもいますので、さらに大物っぽい人たちが討ち死にすると思われ…

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陣営内部の動き

 『イリアス』では、2つの陣営の争いと、そのうち一方の内部での争いとが、話の構図として重要だと思います。  一方の内部での争いに新しい動きが出てきました。2つの陣営の争いにも影響がありそうです。  その中で大事な役割を果たしている人物について、その行く末に起こることが予告されます。このあたりは、口伝えで伝わっていく中で見せ場の一つだったのかもしれません。 にほんブログ村 読書日記

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